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PSYCHOLOGY × CONSULTING
IdeaLab Co.Ltd.,

CASE STUDY

case 01

飲食店におけるロボットと顧客のインタラクションに関する観察調査

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CLIENT

外食産業

ヒアリング及び研究目的の明確化

外食時に、座席にロボットがいることによって、どのような心理的体験が生じるかを明確にし、実用化に向けて改善すべき点などの示唆を得ることを目的とした。

調査計画の立案

モニター(子どもがいる家族)に、実際の店舗に来ていただき、ロボットがいる席で食事をしてもらった。その後、食事中の家族の様子や着席〜退店までの心理的変化、ロボットとの相互作用、ロボットの挙動に関する印象について、インタビューによる聴取を行った。 食事中は、会話を録音し、食事中の様子を撮影・録画した。

データ分析及び考察

インタビューで得られた発言内容と観察によって得られたデータを質的に分析し、着席から退店までの心理的体験についてのプロセスを明らかにした。また、ロボットの問題点を明確にし、システム改修の方向性を検討した。

case 02

化粧時における感情や意識に関する質問紙の英文化

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CLIENT

大手化粧品メーカー

ヒアリング及び研究目的の明確化

化粧時における感情や意識について日米比較を行うために、日本語版尺度の英文化、及び、異文化間の妥当性についての検討を目的とした。

調査計画の立案

本研究の実施手順として、以下に示した(1)〜(6)を提案し、クライアント様と弊社とで役割分担を行い、実施した。 (1)原版となる日本語版から英語版への翻訳 (※クライアント様担当) (2)英語版から日本語版への逆翻訳 (※弊社担当) (3)原版である日本語版と逆翻訳された日本語版との比較に基づいた修正 (※クライアント様&弊社担当) (4)英語を母国語とした少数サンプルに対する予備調査 (※弊社担当) (5)予備調査の結果に基づいた修正 (※クライアント様&弊社担当) (6)日米の大量サンプルを対象とした本調査 (※弊社担当)

データ分析及び考察

弊社の技術指導の下、因子モデルについての仮説構築を行った上で、日米データに対する多母集団同時解析(確証的因子分析)を行うことで、異文化間の妥当性についての検討を行った。

case 03

ごく軽い酔いにおけるベネフィット探査のための調査及び実験

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CLIENT

大手飲料メーカー

ヒアリング及び研究目的の明確化

お酒を飲むと、頭が痛くなったり、身体がふらついたりするなど、「ネガティブな影響」がある。その一方、お酒を飲むことで、気持ちが楽になり同席している相手とのコミュニケーションがはかどるなど、「ポジティブな影響」もある。 このように、日常的な飲酒場面では、「ネガティブな影響」と「ポジティブな影響」が存在するが、ごく軽い酔いに関する影響については明らかになっていなかった。 本研究の目的は、実際に少量のアルコールを摂取した後に、ごく軽い酔いが身体や気分にどのような効果を与えているのかについての探索及び検証をすることであった。

調査計画の立案

【研究1】ごく軽い酔いが身体や気分にどのような効果を与えるのかを探索的に検討するために、実験的操作を伴うデプスインタビューを行った。 【研究2 & 3】その後、研究1の結果に基づいて考案された「ごく軽い酔いが与える影響」についての仮説を検証するために、認知課題や生体計測などを行う実験を実施した。

データ分析及び考察

様々な指標について参加者の属性に基づいた層別の分析などを行った結果、特定の飲酒習慣をもつ人たちにとっては、少量のアルコールを摂取した場合にのみ、認知課題のにおける成績や主観的な気分の向上がみられた。これらの結果に基づき、少量アルコールを摂取することの意義や知見の応用範囲などについて考察を行った。

case 04

クリニックの改築による木造空間の使用感に関する調査

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CLIENT

竹中工務店

ヒアリング及び研究目的の明確化

改築前のクリニックと改築後の木材を使用したクリニックとで、通院している方の気分や認知機能にどのような影響を与えるかを検討することを目的とした。 なお、改築前後では、建物のデザイン、空間の広さ、院内設備など、様々な側面で環境の差異があるが、それらの中で、「木材を使用した効果」を検出することを目的とした。

調査計画の立案

建物のデザイン、空間の広さ、院内設備など、様々な要因の中で、「木材を使用した効果」が検出可能であるように質問紙を設計した。調査の実施(データ収集)は、クライアント様自身によって行われた。

データ分析及び考察

本事例におけるデータ分析及び考察の概要は非公開です

case 05

酔いが歩行時のふらつきに与える影響についての実験

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CLIENT

大手飲料メーカー

ヒアリング及び研究目的の明確化

「一般的に、アルコール飲用後は、歩行時にふらついたり足元がおぼつかなかったりする」ことが経験的に知られている。本研究では、アルコール飲用後に、(a)どの程度ふらつくのか、また、(b)ふらつき度合いと呼気エタノール量との間にどのような関係性があるのかについて、実験的に検証することを目的とした。

調査計画の立案

アルコール飲用後に廊下や階段を歩行し、歩行時のふらつき度合いや呼気中のエタノール量などを測定する計画を立案し、実施した。なお、歩行時のふらつき度合いの測定には、加速度センサー測定器を用いた。

データ分析及び考察

(a)アルコール飲用によって生じるふらつきの程度、及び、飲用直後からの時間経過に伴うふらつき度合いの変化、(b)ふらつき度合いと呼気中のエタノール量との相関関係、などについて分析を行った。そして、それらの結果に基づき、アルコール飲用後の安全性について、考察を行った。

case 06

機能性ヨーグルトの体感に関する質問紙尺度の作成

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CLIENT

大手食品メーカー

ヒアリング及び研究目的の明確化

大手食品メーカが販売している機能性ヨーグルト製品のリピート購買の理由として、特定の体感(例えば、お通じの改善)及び効果感(例えば、健康になった気がする)の存在が、先行して実施した面接及び質問紙を用いた調査によって示唆された。 本調査では、(a)多数のサンプルを対象にした調査によって、機能性ヨーグルトの効果に関する体感や効果感を定量的に測定する質問紙尺度の構成と、信頼性や妥当性の検討を行うとともに、(b)継続的に摂取しているヨーグルトの種類や継続期間の差異によって、ヨーグルトの効果に関する体感や効果感が異なるか否かを検討することを目的とした。

調査計画の立案

上記の目的のため、新たに構成した質問紙尺度と妥当性検証のための既存尺度を用いたWebアンケート調査を行った。 なお、調査対象者は、機能性ヨーグルトを継続的に利用している方、機能性ヨーグルト以外のヨーグルトを継続的に利用している方、ヨーグルトを継続的に利用していない方であった。

データ分析及び考察

新たに構成した質問紙尺度について因子分析により因子を把握するとともに、信頼性(内的整合性)の検討及び既存尺度との関連性から妥当性の検討を行った。さらに、ヨーグルトの利用の有無や利用しているヨーグルトの種類によって、新たに構成した質問紙尺度の評定値を比較した。 上記の分析結果に基づき、(a)機能性ヨーグルトの効果を測定するために構成した尺度の信頼性と妥当性について、そして、(b)継続的に摂取しているヨーグルトの種類や継続期間の差異によって、ヨーグルトの効果に関する体感や効果感が異なるか否かについて、考察を行った。