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研究員 児玉の論文が「子育て研究」に掲載されました

【研究の概要】

本研究は,育児中の夫婦が抱く虐待不安の背景を,夫婦の関係性に着目して定性的に調べた研究です。
2~3歳児を育児中の夫婦25組を対象に面接調査を行いました。
調査の結果,第一子を育児中の夫婦と第二子を育児中の夫婦とで虐待不安と夫婦の関係性との関連の仕方が異なることが示唆されました。
具体的には,第一子を育児中の夫婦は,夫婦それぞれが夫婦の関係性と虐待不安とを独立に捉えており,まだ夫婦生活と育児とが統合されていない様子が,第二子を育児中の夫婦は,夫婦の関係性と自身の子どもへの怒り(叱り)方や相手の怒り(叱り)方の評価,虐待不安とが複雑に絡み合っている様子が描かれました。
このことから,虐待不安へのサポートを考える時,第一子を育児中の夫婦には個々へのアプローチ,第二子を育児中の夫婦には夫婦の関係性へのアプローチが必要となると考えられます。

 

【論文情報】

児玉(渡邉)茉奈美 2,3歳児を育児中の夫婦が抱く虐待不安と夫婦関係との関連:第二子と第一子の比較 子育て研究, 11, 17-29.