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研究員 大西の論文がVision Researchに掲載されました

【研究の概要】

本研究は、輝度コントラスト(背景と文字の明るさの比)が、読書関数(文字の大きさと音読速度の関係)に与える影響を定量的に調べた研究です。
文章の輝度コントラストと文字サイズを変化させた日本語を大学生に音読させ、速度を測定する実験を行いました。

実験の結果、輝度コントラストが低下すると臨界文字サイズ (最大速度で音読できる最小の文字サイズ)が大きくなること、
また、輝度コントラストと臨界文字サイズはlog-logで線形の関係にあることが示唆されました。

こうした研究は、ディスプレイの文字提示などにおいて、
「輝度コントラストが低い文章は、どのくらいの文字サイズで提示する必要があるのか?」等を決めるのに役立つと考えられます。

(※本研究は、共同印刷株式会社と東京女子大学 小田浩一研究室の共同研究の一部として実施されました。) 

 

【論文情報】

Madoka Ohnishi, Terumi Otsukuni, Aoi Takahashi, Michiko Sugiyama, Mako Hirakimoto, Sachie Ogawa, Astuo Suzuki, Yuta Oshima, Ching-Fan Sheu, and KoichiOda. (2020). Effects of luminance contrast and character size on reading speed. Vision Research, 166, 52-59.

本文はこちらよりご覧いただけます。
https://doi.org/10.1016/j.visres.2019.09.010